店舗集客塾のなかしまです。
7都府県に緊急事態宣言が出され、私たち飲食店にとっても、大変厳しい状況となってきました。
引き続き営業されているお店もあれば、テイクアウトだけの営業のお店、やむを得ず休業されているお店もあると思います。
いずれも私たちができるのは、こういう時だからこそ誠実に商いを行う事です。
どうしても、極端な客数減から、客単価アップを考えてしまいがちです。
しかし、無理な客単価アップは、一時的には売上増につながりますが、決して万能な魔法の杖ではありません。
むしろ、副作用を伴うドーピングと言えるでしょう。
これは、コロナの影響による今だけに限りません。
実際、簡単に客単価アップし、短期的には売上アップに繋がるので、楽観的に取り組みがちな方が多いです。
しかし、中長期的に見たときに、客離れを起こし、売上が下がっているお店も少なくありません。
もちろん、利益が出ないほど安売りしていたお店は、正しい値付けをし、適正な利益を得る必要があります。
その為に、必要な客単価アップなら問題ありません。
ただ、一度上手くいった客単価アップの味を占め、安易に取り組むと、お客様の信頼を損なう事になります。
しっかりと、商品の価値と価格のバランスが適正であるか?
そして、競合店と比べ、品質にたいして高額すぎる設定になっていないか?
コロナ以前から、客数減の傾向にあったお店は、一度見直してみてください。
しっかりと、価格にふさわしい価値を提供できているのか?
食材選定から、仕込み、ボリュームや盛り付け、演出など、付加価値を提供できているのか?
今だからできる見直しをして、コロナ終息後に備えましょう。
更に、新メニュー開発や人材教育、店内清掃など、前を向いてできることに取り組んでいきましょう。