店舗集客塾のなかしまです。
あなたのお店では、店前看板を置いていますか?
先日、店前看板で改めて思ったことがあります。
それは、お客様の立場で設置しているかどうかが大事という事です。
先日の定休日に、お店で作業をしていた時の事です。
定休日と知らない2人組のお客様が、いらっしゃいました。
もちろん、お店は休みですので、帰って行かれました。
せっかく来ていただいたのに、申し訳ないと思いつつ、中から見送っていました。
すると、そのまま帰らず立ち止まり、道路を挟んで向かいのお店に行こうか迷っていました。
でも、結局、そのまま帰ってしまわれました。
その日、ランチ営業していたのは、3軒あったのですが、道路を渡ることもなく帰られました。
もちろん、ラーメンを食べに来られたので、お口の中がラーメンになっていて、それ以外は受け付けなかったのかもしれません。
ただ、そうではない可能性もあります。
では、何が原因だったのでしょうか?
一つは、そもそも営業しているかどうかわからないという点があります。
そして、もう一つは、どんなメニューがあるかわからないという点です。
せっかく行ったのに、お休みだったり、お口に合わない事が嫌なのです。
3軒のお店の中には、写真入りの店前看板を設置しているお店もあります。
ただ、大きさが問題です。
今回のように、道路を渡る手前から見たときに、何が書いてあるか全くわからないのです。
更に、他にのぼりなどもないため、どんなメニューがあるか全くわかりません。
おそらく、見てもらえばわかってもらえると思って、設置していると思います。
その証拠に、何度も何度も看板の目の前で、首を傾げているお店のスタッフがいました。
ただ、看板の目の前は、お客様がみる距離ではないので、問題点に気づけません。
今回のお客様の場合でも、看板まで20メートルくらいだと思います。
お店側からすると、その位の距離なら見に来てくれると思っているかもしれません。
しかし、お客様からすると、20メートル歩いてまで、失敗したくないのです。
この違いが、お客様の立場に立てるかどうかの差です。
看板自体の大きさ、写真の大きさ、文字の大きさは、どの位置からのお客様に伝えたいか考えて決めましょう。
そのわずかな手間で入店率が変わります。
1日2人増えると、25日営業なら、一か月で50人増えます。
一年なら600人増となり、客単価2000円でも120万円の売上増になります。
この差は大きいですよね。
今一度、見てもらいたいお客様の位置から、看板を見直してみてください。