こんにちは。
店舗集客塾のなかしまです。
あなたは、積極的にお店の外に出ていますか?
お店の中で、商品開発など品質向上に努めるのはもちろん大事ですが、お店の外には、様々な売上アップのためのヒントが転がっています。
先日、ホームセンターに行ったときに、「ついで買い」を上手く促している事例を目にしました。
私の地域は、冬の冷え込みが激しいので、灯油を使うファンヒーターが売っているのですが、その近くには当然、灯油を補充するポンプも置いてあります。
これは最低限の「ついで買い」ですが、更にもう一つ「ついで買い」を促していました。
ポンプには、手動タイプと電動タイプがありますが、電動タイプの電池は別売りになっています。
昔は、電池は電池売り場にしかありませんでしたが、このホームセンターでは、しっかりとそばに電池が置いてありました。
更に、「電池の買い忘れありませんか?」とPOPも貼っていました。
これを見た私は、思わず電池を手に取りました。
なぜなら、私のお店でも電動ポンプを使っているのですが、何度か電池切れで困ったことがあったからです。
それで思わず、今年は大丈夫だったかなと、電池を手に取りました。電池だけ買いに戻るのは、かなり面倒くさいので、それを避ける為です。
きっと多くの方が、同じような行動をしているはずです。
他にも、スーパーの青果コーナーで、レタスなどの野菜のそばに、ドレッシングを置いておくことも有効的ですよね。
サラダを作ろうと野菜を買ったあと、近くにドレッシングがあるのを見ると、ドレッシングの残量があったか不安なり、一応買っておこうと「ついで買い」をしてしまいます。
これらの事例から、私たち飲食店でも、どのように活かすか考えてみましょう。
例えば麺料理やご飯ものなど、トッピングができるものは、トッピングの「ついで買い」ができるよう、メニュー表やポップで促します。
他にも、アヒージョやビーフシチューなど、バケットやパンが合う料理には、すぐ横に記載しておきましょう。
新商品や限定商品などの差し込みPOPをする場合も、その商品だけではなく、相性の良い商品を「ついで買い」してもらえるよう載せておきましょう。
同じように、ドリンクメニューでも、相性の良い商品を載せておきましょう。
たったこれだけの事で、想像以上の効果が出てきます。
後は、「電池の買い忘れは、ありませんか?」のように、よりついで買いを促すような言葉を付け加えてくださいね。
そうすると、更に「ついで買い」の数が増えますので、いろいろ言葉を変えて反応を見ながら、試してみてください。