店舗集客塾のなかしまです。
私の地域でも、営業時間の短縮や休業するお店が増えてきています。
そんな状況の中ですが、逆に時間の取れる今だからこそ、出来る事があります。
それは、もう一度自分のお店の集客を見直し、より強固な集客の仕組み化を構築する事です。
その為に、少しでもお役に立てる情報発信をしていきます。
基本的な事ですが、売上=客数×客単価です。
ですから、売上を上げるには、客数を増やすか、客単価を上げるか、あるいはその両方かです。
そこで、今日は客単価アップについてお話します。
店内飲食で、客単価を上げる為には、値上げをするか、購入点数を増やすか、高単価商品を売るかです。
その中で、まず値上げですが、一番即効性が高いです。
ただ、現場の声としては、一番抵抗が強いと思います。
実際私も、10円値上げするのも、ものすごく抵抗が強かったです。
なぜなら、値上げをする前は、安くしないと売れないと思っていたからです。
きっと多くの方が、同じ想いを持っていると思います。
でも、安く売ると、その分たくさん売らないと、利益を出すことができません。
しかも、売れば売るほど労力がかかり、疲弊していきます。
その割には、たいした利益が出ない、、、
そんな経験ありませんか?
お客様のためにと思って、安く売って、お店を継続できなくなったら意味がないですよね。
お店が継続できない事が、一番お客様を困らせることになります。
しっかりと、利益を出して、お店を継続していく為にも、必要な値上げは恐れないでください。
ただし、注意点があります。
まず一つ目は、価値ある商品を提供する事。
これは言うまでもありませんが、価値のない商品を高く売ると、客単価が増えるどころか、客数が減ります。
そして二つ目は、商品の価値をしっかりとお客様に届ける事。
飲食業に長くいると、商品のこだわりを伝える事が、恥ずかしく感じてきます。
特に、職人気質の人ほどその傾向が強いです。
食べてもらえばわかると思っているので、多くは語らないみたいです。
でも、そもそも食べてもらえないのだから、わかってもらえません。
恥ずかしがらずに、わかりやすく商品の価値を伝えていきましょう。
最後三つ目に、しっかりとしたサービスで提供する事。
どんなに良い商品でも、残念なサービスで提供されると、価値が半減してしまいます。
それどころか、二度と来店してもらえなくなるかもしれません。
せっかく価値ある商品を提供しているのですから、よりよく伝わるように、サービスにも気を配りましょう。
商品の価値に対して、安売りをしているのであれば、以上の注意点に気を付けて、値上げに取り組むのも一つの選択肢ですよ。