店舗集客塾のなかしまです。
あなたは、広告物の有効期限をどのように決めていますか?
有効期限は、お客様の背中を後押しし、来店を促す重要な要素です。
ただ、短すぎると行こうという気になりませんし、長すぎるといつでも良いという気になり、忘れ去られてしまいます。
また、業種業態や地域性によっても変わりますし、営業時間や価格帯など、様々な条件によって変わってきます。
なぜなら、お店によって、来店頻度が異なるからです。
一週間に2~3度利用するお店と、半年~一年に一回しか利用しないお店の有効期限は、当然異なってきます。
例えば、ラーメン店は比較的来店頻度が高い業態ですが、それでも有効期限が一か月間は短かったりします。
というのも、実際に私のお店でテストした結果、有効期限が一か月の時よりも、一か月半~2か月程に伸ばした時の方が、反応が高くなったからです。
実は、この結果が出るまでは、一か月もあれば十分だと思っていました。
ところが、テストした結果、一か月でも短いという事がわかりました。
なぜ、一か月でも短かったのでしょうか?
実は、有効期限を考える時は、一か月イコール30日ではないんです。
どういうことかと言うと、自分のお店を選んでもらう確率は、30日のうちの1日ではないという事です。
あなたの一か月のスケジュールを考えてみてください。
一か月に自由に動ける日は、何日ありますか?
例えば、週休1日の場合、一か月に4~5日しかありません。
という事は、有効期限一か月にすると、お客様にとっては4~5日しか行ける機会が無いという事です。
つまり、30日分の1日ではなく、4~5日分の1日だという事です。
しかも、貴重な休みの日は、あらかじめ予定を入れていたりします。
更に、競合となる飲食店は無数にあります。
その中で、自分のお店を選んでもらうためには、一か月の有効期限だと短いのです。
だって、自由に動ける日は、4~5日しかありませんから。
もちろん、業種業態の違いはありますが、お客様が動ける日数を何日取れるかを意識して考えてください。
そして、実践と検証を繰り返し、あなたのお店にあった有効期限を見つけてください。
もちろん、商品とサービスの品質が重要なのは言うまでもありません。
どんなに、適切な有効期限だとしても、そもそも商品やサービスのコストパフォーマンスが悪いお店には、行きたいと思いません。
安定した経営の為、商品・サービスの品質と集客・販促の品質、どちらも高めていきましょう。