【なかしまの頭の中】知っておくべき「社会的手抜き」とは?

店舗集客塾のなかしまです。

店舗集客塾のミーティングがあったため、3日ぶりに現場に入りましたが、やはり現場は楽しいですね!!

現場から離れ、学びを得て戻ると、器が大きくなり、視野が広くなるので、全体が良く見えるようになります。

そして、その時によく気が付くのが、スタッフの「社会的手抜き」です。

ところで、「社会的手抜き」という言葉は、ご存じですか?スタッフを雇い、教育する上で、知っておくべき事です。

もちろん、自分自身のためにも、知っておいた方が良いです。

ウイキペディアによると、「集団で共同作業を行う時に、一人当たりの課題遂行量が、人数の増加に伴って低下する現象」と解説されています。

例えば、研修などで一人増員した場合に、自分が動かなくても他の余剰スタッフが動いてくれるため、ついつい任せっきりにする判断をしてしまう状態が、社会的手抜きと言えます。

他にも、いつもよりお客様の流れがゆるい場合に、調理スピードや片付け等が、気づかないうちに、遅くなっている状態も同様です。

流れがゆるいため、テキパキ行動しなくても、間に合ってしまうから手を抜いてしまいます。

しかし、本来、お店が混んでいようが、暇だろうがどんな時でも、一人一人のお客様に対して、最速最適なスピードで提供するべきですよね?

それなのに、社会的手抜きを理解していないと、何度も何度も同じように手を抜いてしまいます。

なぜなら、人は本来怠け者だからです。できれば楽をしたい生き物なのです。

明確に、時間設定や段取りを決めておかないと、ついつい周りの環境に流され、誰であっても気づかずに、手抜き仕事に流されてしまう危険性があります。

おそらく、共に働くスタッフをみていて、もっとテキパキ行動してほしかったり、手抜きの仕事に見えて腹が立ったことがあるのではないでしょうか?

でも、そうみえていて、当の本人たちは、手抜きをしている自覚はゼロで、むしろ自分は一生懸命仕事をしていると思っています。

それなのに、注意をしてしまうと、「こんなに一生懸命やっているのに、、、」と不満に思われてしまいます。

なぜなら、手抜きをしているつもりが一切ないからです。ましてや、自分の働いている姿を客観的に見れるわけでもありませんので、仕方がありません。

では、どうすればいいのか?それは、「社会的手抜き」が共通言語になるように、しっかり説明する事です。

そして、社会的手抜きが怖いのは、自覚が全くない事です。自覚がないうちは、改善のしようがありません。

ですから、社会的手抜きの意味だけでなく、自覚しにくい事をしっかり伝えてあげてください。

その上で、仕事中に社会的手抜きが起きたら、「今のような状態が社会的手抜きだよ」とすぐに認識できる状態の時に、伝えてあげてください。

よほど高い意識をもって仕事をしていないと、なかなか自分で気づくことはできません。もちろん、経営者と言えど同じです。

例えば、いつもより仕込みの量が少ないのに、準備が終わる時間がいつもと同じになってしまうのは、「仕込みが少ないから、ゆっくりでも間に合う」という判断を無意識にしてしまうからです。

そして、それこそが社会的手抜きといえます。

別に間に合っているからいいじゃないかと思うかもしれませんが、そんな事を続けていると、知らず知らずに能力が落ちていきかねません。

それであれば、手抜きせず、30分前に終わらせて、余った30分は、休憩をするような仕事を、心掛けたいですよね!

それに、その方が仕事の能力値は上がっていきますよね!

昨日より今日、今日より明日。一秒でも、早くなるように心がけていきたいものです。

そのためには、社会的手抜きを理解し、自覚し、高い目標設定をして仕事に取り組みましょう!!

くれぐれも社会的手抜きをしている事を怒らないでください。自覚ができるようになるまで、根気強く教えてあげてください。

そして、あなたが手本となるように、手抜きの無い行動で示してあげてください。

私は、現場に出るからには、誰よりも一生懸命行動したいですし、成長していきたいと思っています。

その為にも、社会的手抜きは身近にある事を理解し、常に時間を意識し、最低3つ先まで段取りを組んで行動する事を意識しています!!

ぜひ、社会的手抜きという現象を意識してみてください!!


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