店舗集客塾のなかしまです。
前回、メニュー表の写真の重要性についてお話しました。https://tennpo.com/20200303=id673
まだ他にも、写真による効果がありますので、お話していきます。
実は、メニュー表の写真は、次回来店へのきっかけづくりにもなります。
他にも気になる魅力的な写真の商品があれば、次回来店時に、これを食べに来ようとなりますよね。
当然、その日に頼んだ商品の満足度が高い事が前提です。
その日の満足度が高ければ、もう一つの商品への期待値も高くなり、再来店の確率がグッと高くなります。
ただ、一つ注意して欲しいのは、写真の質が悪いと逆効果になることがある!という事です。
飲食店の性質上、入店したら、注文せずに帰る人はほとんどいません。
メニュー表の写真が、美味しくなさそうでも、渋々注文します。
この時、商品への期待値はとても低くなっています。
私たちは、感情で味覚が変わります。
「美味しそう!」と思って食べる料理と、「美味しくなさそう、、、」と思って食べる商品では、全く同じ商品であっても、その時の感情で、全く違う味わいになってしまいます。
メチャクチャ辛い事があった時に食べるご飯って、味気ないですよね。
それだけ、感情に影響されるという事です。
普通に美味しい料理であっても、「美味しそう!」と思って食べると、「やっぱりメチャクチャ美味しいじゃん!!」と感じます。
逆に「美味しくなさそう、、、」と思って食べると、「思っていたよりは美味しい、、、かな?」と感じてしまいます。
最初に自分が感じた印象を強く否定できないんです。
やっぱり自分は正しかったと思った方が、楽だし、幸せですよね。
同じ品質なのに、おかしな話ですよね。
でも、そういった楽な判断をしてしまうのは、どうしようもない事です。
悪いのは、美味しそうと思ってもらえる盛り付けや、写真を用意する事が出来なかったお店側です。
「見た目が9割」という様なベストセラーもありましたが、料理も同じです。
見た目を意識し、第一印象を良くすることは、絶対に必要で重要です。
その為に、盛り付けもとことんこだわり、写真にもこだわって、「美味しそう!」と思ってもらえるようにしましょう。
実際に、私が限定商品を開発する時は、最低10回は盛り付けを試行錯誤します。
写真も、一つの商品に対して、最低30枚以上は撮ります。
そして、毎回それだけ写真を撮ると、気づくことがあります。
それは、肉眼で見る盛り付けと、写真で見る盛り付けでは、「見え方」が違うという事です。
いつも通りの盛り付けをすると、肉眼で見るより、写真で見る方が、量が多く盛り付けてあるように見える商品もあります。
ということは、「写真よりも少ない!」とクレームに繋がる可能性があるという事です。
いつも通り、写真通りに盛り付けているだけなのに、見え方が違う事によって、お店に対して不信感が出てしまう事になります。
これは、実際に現場で商品と向き合い、写真を撮り続けていないとわからない事です。
もしかすると、写真が上手く取れないと感じていたとしたら、この事が原因かもしれません。
該当される方は、一度試してみてください!!
その上で、イメージ以上の品質の料理を提供し続けることは言うまでもありません!!
「味は普通、サービスは普通、でも繁盛している、、、」なんていうのは、幻想でしかありません。
一時は、集客に成功するかもしれませんが、それが続くことは無いですし、競合店がでてくるとあっという間に苦境に陥ります。
飲食店の本質は、美味しい料理と心地良いサービスです。
あくまで、品質ありきで、その上で集客・販促を合わせてやっていく事が、安定した経営に必要な事です。
集客・販促で上手くいくと、品質をおろそかにしても、なんとかなると勘違いしがちです。
しかし、必ず頭打ちが来ますし、その後緩やかに下がり続けていきます。
ですから、本質を忘れることなく、品質向上させていきましょう。
その上で、色合いや盛り付けを意識し、上手に写真を活用していきましょう!